AWSの導入したいけど、管理・運用が不安だという方におすすめなのがAWS運用代行サービスです。
本記事では、AWS運用代行サービス15社を紹介します。
運用代行を利用するメリットやデメリット、選び方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
AWS運用代行サービスの内容
AWSの保守・運用代行
AWSの保守・運用代行サービスは、AWS環境の管理や最適化を専門に請け負うサービスです。
専門のエンジニアがセキュリティの強化、コスト効率の向上、トラブルシューティングなどを担当し、顧客はAWS環境の安定運用を確保できます。
これにより、企業は内部リソースを他の戦略的な業務に注力でき、運用にかかる負担を軽減できます。
AWS上のシステムの監視代行
AWS上のシステムの監視代行サービスは、AWS環境全体や特定のサービスを24/7でモニタリングし、問題が発生した場合に早期に通知や対応を行います。
専門のエンジニアがアラートやメトリクスを定期的に確認し、パフォーマンスの向上やセキュリティの確保に寄与します。
これにより、システムの可用性向上やトラブルへの早期対応が可能となります。
AWSの請求代行
AWSの請求代行サービスは、企業がAWSサービスを利用した際の請求プロセスを代行し、複雑な請求情報やコストを効率的に管理します。
専門家が請求データを詳細に分析し、最適なコスト削減策を提案したり、不正利用の検出や適切なリソースの利用状況の把握を支援します。
これにより、企業はコストの透明性を高めながら、効果的な予算管理を実現できます。
AWS運用代行を利用するメリット・デメリット
AWS運用代行を利用するメリットやデメリットを知ることで、利用すべきかどうか判断することができます。
以下では、AWS運用代行を利用するメリット・デメリットを紹介します。
AWS運用代行を利用するメリット
AWS運用代行のメリットは、
・専門家による高度な技術力と最新知識の提供
・セキュリティの向上と脆弱性への対策
・コスト最適化のサポート
が挙げられます。
また、24/7の監視とトラブルシューティングによりサービスの可用性向上が期待でき、企業はAWS運用に関わる業務を代行サービスに委託することで、内部リソースを他の戦略的な業務に注力し、業務の集中と効率化を実現できます。
AWS運用代行を利用するデメリット
AWS運用代行のデメリットは、
・代行サービスにかかる追加のコスト
・依存関係の発生
が挙げられます。
また、企業内でのAWSスキルの向上が制約される可能性があり、特定の運用プロセスを外部に委託することで、企業が運用に対する完全なコントロールを失う可能性も考えられます。
適切な代行サービスの選定が重要であり、信頼性やセキュリティの問題が懸念材料となることもあります。
AWS運用代行の選び方
AWSの運用代行会社を選ぶ際の重要なポイントは大きく以下の3つです。
専門性と実績:
AWSに特化した専門知識や実績が豊富な運用代行会社を選びましょう。自社の要件に合った経験を持つことが、効果的なサービス提供に繋がります。
提供サービスの範囲:
自社のニーズに合致したサービスを提供できるかが重要です。必要な機能や運用業務が適切にカバーされているか確認しましょう。
セキュリティ対策:
セキュリティは極めて重要です。データやシステムの保護が確実であり、適切なセキュリティ対策が取られている運用代行会社を選択することが必要です。
AWS運用代行の料金相場
AWS運用代行の料金相場は、提供されるサービスや契約内容により変動しますが、一般的な中小企業の場合、月額数十万円から数百万円程度が一般的です。
大規模な企業や特に高度なサービスが必要な場合は、それ以上の料金がかかることも考えられます。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、具体的な料金は契約内容や運用代行会社により異なります。
料金の詳細については、各運用代行会社に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
AWS運用代行サービス15選
AWS運用代行を選ぶ際には、それぞれのサービスの特徴を理解することが不可欠です。
以下では、AWS運用代行サービス15社を紹介します。
アイレット株式会社
アイレット株式会社 は、運用シナリオの設計から運用・保守まで一貫してお任せできる会社です。
運用保守を初めて10年以上、毎年1000を超えるプロジェクトの実績があります。
また、障害時の一時対応時間が短く、スピード対応が期待できるのも特徴です。
毎年1,000を超える豊富なクラウド導入実績!【AWS運用・保守サービス】
株式会社アールワークス
株式会社アールワークスは、30年以上のシステム運用の実績がある会社です。
システム改善や運用改善など複雑化したシステムの運用をサポートしてくれます。
また、クラウド移行やセキュリティ対策を得意としているのも特徴です。
クラスメソッド株式会社
クラスメソッド株式会社は、AWSの総合的な支援を行っている会社です。
AWSの導入支援からセキュリティ対策まで総合的にお任せしたい方におすすめできるサービスです。
クロスヘッド株式会社
クロス・ヘッド株式会社はAWSパートナーネットワークのメンバーであり、AWSに関連するクラウドコンサルティングやサービスを提供している会社です。
クラウドアーキテクチャの構築、セキュリティ対策、運用サポートなど、幅広いAWS関連サービスを提供しています。
サーバーワークス株式会社
サーバーワークス株式会社は、クラウド専業では唯一の東証上場企業です。
AWSの資格保有者も多数在籍し、ワンストップでの対応は魅力的です。
また、顧客満足度が95%以上と高いのも特徴です。
JIG-SAW株式会社
JIG-SAW株式会社は、ハード・ソフトともに高いレベルの技術を持つ会社です。
最短3日で導入できるAWS監視システムでは、多角的な観点から保守運用を行ってくれます。
株式会社シーズ
株式会社シーズは、AWS認定資格を持つエンジニアがバックアップする頼もしい企業です。
すでにAWSでシステム構築済みでも、運用にお悩みの方に最適なサポートを提供しています。
特にAWS LambdaやS3ホスティングなどのサーバーレス化への適応力は高く、ランニングコストの劇的な削減が期待できます。
シースリーインデックス株式会社
シースリーインデックス株式会社は、設計から構築、保守までトータルにサポートする会社です。
豊富なAWS導入知識とサービスを提供し、お客様のニーズに応じたカスタマイズされたプランを提案しています。
全ての営業スタッフがAWS資格を有しているのも大きな特長です。
株式会社スカイアーチネットワークス
株式会社スカイアーチネットワークスは、アカウントの発行から運用までトータルにサポートするプロフェッショナル企業です。
基本パックには、アカウントの発行、日本円での支払い、問い合わせサポート、AWS環境の最適化などが含まれています。
月額費用はAWS利用料+AWS Business Support費用+これらの費用の10%で、初期費用がかからないため、導入費用を抑えつつ安心してご利用いただけます。
株式会社スーパーソフトウエア
株式会社スーパーソフトウエアは、AWSに特化した包括的なサポートサービス「CapsuleCloud」を提供しています。
AWSに精通したエンジニアが常駐し、疑問や不具合に迅速に対応。
AWSサーバーへの手動アクセスが不要で、運用の自動化が実現されているため、サーバー管理やシステム構築の手間を省きたい方に最適です。
株式会社ターン・アンド・フロンティア
株式会社ターン・アンド・フロンティアは、多岐にわたる業界と取引実績を誇る信頼性のある企業です。
運用から支払いまでの一切をお任せし、クラウドに関する知識や学習の必要がなく、スムーズなクラウド導入が可能です。
AWSの運用代行だけでなく、幅広いコンサルティング事業も提供しており、AWSに関する知識がない方でも安心してサービスを利用できます。
株式会社テイジイエル
株式会社テイジイエルは、AWS Management Consoleを利用した保守・運用サポートを提供している企業です。
過去には業務効率化や一般ユーザー向けの様々なシステム構築の実績があります。
ただ単にAWSの導入や運用をサポートするだけでなく、お客様が抱える人材不足やコストの課題に対して、包括的な支援を行っています。
テクバン株式会社
テクバン株式会社は先端技術を用いたシステムインテグレーションを行ってきた会社です。
システム開発やDX推進などシステム運用に関する幅広いサポートが期待できます。
株式会社ナレッジコミュニケーション
株式会社ナレッジコミュニケーションは、月額38,300円からの料金でAWSの運用代行サービスを提供している企業です。
導入から運用までを包括的にサポートし、オプションで請求代行サービス「ナレコムクラウドアシスト」も利用可能です。
また24/7の有人保守対応サービスも提供しており、セキュリティを重視する利用者にお勧めです。
株式会社BeeX
株式会社BeeXは、AWSだけでなく様々なクラウドサービスの運用サポートを提供している企業です。
システム構築の際には、徹底的な調査と分析を行い、綿密な準備の上でテストやリハーサルを実施し、安全に本番移行します。
また、既存のシステムをクラウド化する際も柔軟に対応しており、気軽に相談できる頼もしいパートナーです。
まとめ
AWS未経験者やクラウドに不慣れな方におすすめなのが、AWS運用代行サービスの活用です。
いくつかの運用代行会社は24/7の監視体制を備え、様々な支払い方法に対応しています。
通常のAWSでは得られない特別なサポートも提供されており、AWSへの問い合わせ代行や環境の診断など多岐にわたります。
ただし、一方で運用を外部に委託することで、社内でAWSに詳しいスキルを育成する難しさが生じるかもしれません。
これらのデメリットも考慮しつつ、AWSの運用に不安を感じる方やクラウド化を進めたい方は、ぜひ運用代行サービスを検討してみてください。